無事、Part1・Part2 一発合格することができました!

米国公認管理会計士(USCMA)最短合格のための学習計画

米国公認管理会計士(USCMA)最短合格のための学習計画受験情報

合格というゴールから逆算して計画する

米国公認管理会計士(USCMA)の合格を目指して、試験勉強することは、プロジェクトマネジメントそのものです。

プロジェクトとは一般的に、次の3要素がそろった状況で、成し遂げたいことを明確になっていることといわれています。

  • 期限(納期)が決まっている
  • 目標が明確である
  • 投入できる経営資源が有限である

米国公認管理会計士(USCMA)の試験合格のための試験勉強については次のように言えるかもしれません。

  • 受験日が定まっている(1-2月、5-6月、9-10月の3つのテストウィンドウ)
  • 試験合格(Part1、Part2 の2科目、それぞれグレードスコア360点以上)
  • 試験勉強に費やせる時間と、受験料・テキスト代などの経費

そうだとすると、プロジェクトマネジメントとしてこれまで蓄積されてきた多くのノウハウを試験勉強にきっと生かせるはずです。

プロジェクトマネジメントの細かい技法については、それぞれの専門の情報ソースで調べて頂くとして、筆者が簡単にここで言えることは、ゴール(試験合格)から逆算して、今日現在、何をすべきか、何ができていなければいけないか、の2つについて、常に留意を怠らないということだけです。

ひとつだけ具体的に説明できることは、学習開始から試験日までの WBS(Work Breakdown Structure) を Excel で作成して、ずっと運用してきたことです。

具体的な学習計画を例示する前に

最適な学習計画は、DIY(Do it yourself)

精神論はこのくらいにして、この章では、筆者が実際に実践した具体的な学習計画を、これから合格を目指す方向けに、少しでも参考になればと思い、説明してみたいと思います。

ただし、説明をお読みいただく前に、ひとつだけ注意事項があります。

それは、本当に自分に合った学習計画は、自分自身でしか作成できない、ということです。

自分の体調や家庭環境などのコンディション、仕事との兼ね合い、英語スキルのレベル、米国公認管理会計士(USCMA)合格を目指した動機・理由など、人によって千差万別なので、これが最適の最短合格法というのは、なかなか定めることが難しいからです。

前提条件(プロフィール)

まず、下記の学習計画で合格を果たした前提条件となる自分自身についてプロファイリングしておきたいと思います。

受験動機自分の管理会計知識を棚卸するため
英語力30代前半のTOEIC:735(現在はおそらく600台無いと思われる)
その他の資格日商簿記1級
基本情報技術者試験(当時)
初級システムアドミニストレータ(当時)
経理業務経験東証一部上場の製造業でコーポレートスタッフ
PEファンドからの派遣で経理課長として企業再生に従事
外資系・日系のコンサルティングファームで経営コンサルタント
英語実務経験英語必須プロジェクトは1案件のみ経験(3か月)

簡単にいうと、大学生の頃、日本の公認会計士試験(JICPA)の受験に失敗し、フツーの経理パーソンを経て、コンサルタントになったという経歴です。

お世辞にも、バリバリ英語ができるわけでは決してありません。

英語が不得手にもかからわす、一念発起、学習開始から1年以内で無事合格しました。

筆者と同様に、英語が苦手にもかかわらず、とある理由(動機)から、米国公認管理会計士(USCMA)を目指すことになった方には、特に参考になるかと思います。

学習開始から合格までの道のり

USCMA合格まで
  • 2020/1/15
    専門学校(TAC)受講手続き

    USCMA本科生(WEB通信講座)

  • 2020/1/19
    財務報告テキスト Ver.3.0

    Web動画を見る→テキストを復習(4講座×1回)

  • 2020/2/2
    BEC【企業経営環境・経営概念】(USCPA講義 Ver2.0)

    Web動画を見る→テキストを復習(14講座×1回)

    MA & FIN Ver. 2 の問題集(1回)

  • 2020/3/20
    USCMA対策 演習講義(Becker 教材)

    2020/3/20 – Part1

    Web動画を見る→テキストを復習(3講座×1回)

    ※ テキストにある Question(演習)はやらずに飛ばした

    ※ Becker の Web動画と問題演習(CBT)は、Section B.6. で継続断念

    2020/4/20 – Part2

    Web動画を見る→テキストを復習(3講座×1回)

    ※ テキストにある Question(演習)はやらずに飛ばした

  • 2020/5/16
    CMA改定論点

    Part1途中で学習中断

    業務煩忙期に入り、やむなく USCMA の学習を中断

  • 2020/7/14
    CMA改定論点(再開)

    2020/7/14 – Part1の続き

    2020/7/30 – Part2

  • 2020/8/7
    Becker 論点別厳選問題集

    2020/8/7 – Part1(1回)

    2020/8/23 – Part2 (1回)

  • 2020/9/11
    Mock Exam

    Part1 Ex.1-2(Multiple: 200問×2、Essay: 2問×2)

    Part2 Ex.1-2(Multiple: 200問×2、Essay: 2問×2)

  • 2020/9/26
    Essay 練習問題集

    Part1(15問×1回)

    Part2(15問×1回)

  • 2020/10/2
    Becker 教材

    Part1 Question(演習)× 2回

    Part2 Question(演習)× 2回

  • 2020/10/29
    本番受験

    2020/10/29 Part1

    2020/10/30 Part2

途中、2か月の中断期間があるため、学習開始から9.5か月(中断期間を除くと実質7.5か月)で合格することができました。

やむなく学習中断する前は、COVID-19 対応で extension された 7月受験を狙っていたので、予定より実質1か月長い準備期間となりました。

学習計画の立案と修正で心掛けたこと

学習を始めるにあたって、専門学校(TAC)以外の情報ソースはあまりなかったので、専門学校が用意してくださっているカリキュラムに従って、与えられた教材をすべてこなせるように学習計画をまず策定しました。

最終的に、Excel で作成した WBS は、1,974行になりました。

まず、何をこなせば合格ラインに到達できるかを、教材の内容を確認し、受験前日の自分の頭の中をイメージして、どれくらいの期間でどれくらいの濃度の学習をすれば、合格するイメージが持てるかに腐心しました。

次に、4月に入って、持ち前の 完璧主義 をかなぐり捨てたことが勝因のひとつだと確信しています。

まだ学習中断を意思決定する前だったので、7月受験を目標に学習計画を策定したのですが、この時点でこの学習スピードでは到底7月受験は覚束ないことが確信できました。

そこで思い切って、一通り試験範囲を終えることだけに集中して、やるべきことを必要最小限度に抑制しました。

3つ目に、受験日の1か月前までにすべての学習計画を一応終わらせる作戦が功を奏したことです。

残り1か月を、自分に足りないところを補い、自分をぎりぎりまで高めるためのラストスパートに充てることができました。

9月までの学習経験の中から、残り1か月の過ごし方について、次の2つの選択肢が頭に思い浮かびました。

  1. 合格体験記に多く記されているように、とにかく問題演習を繰り返す
  2. ひとつひとつの知識を確実にするために、Becker テキストの Question に手を付ける

筆者は、「2」を選び、Becker 問題集ではなく、Becker テキストに掲載されている Question に新たに手を付けることにしました。

その頃には、最適な効率の良い勉強法として、自分なりのやり方が確立されており、文章題・計算問題を問わず、問題(Question)を「解く」のではなくて、「読み込む」ことにしました。

意外に、問題を解くのには時間がかかります。しかも、苦手な英語による問いと答えは、全くと言っていいほど、脳に記憶が残らないのです。

そこで仕方なく、残り1か月で、ひたすら、Becker テキストの方に取り組みました。

一週目は、テキスト本文は読まずに、できるだけ早く Question を全問終わらせることに集中しました。そして、二週目の余裕時間を確保し、二週目は、テキスト本文を読んだ後に Question をひたすら読み込みました。

ここは勘違いされると大変なことになるので、丁寧に説明します。

Becker の厳選問題集の質が悪くて、テキストの方の問題の質が良かった、ということが言いたいのでは決してありません。

意図するところとは、

  • 厳選問題集にある問題は、比較的シンプルだがバリエーションが多様なために数が多い
  • テキストにある問題は、理解のために難しめに作ってあり、かつ問題数が厳選されている

ことから、残り1か月という状態で、厳選問題集の2回目に入るか、新たにテキストの Question に手を付けるか、自分の習熟度を考慮し、

テキスト掲載の難しめの(理解のための)基本問題を読む → 本番に向けた応用力を鍛える

という自分なりのフィニッシュの仕方を選択したにすぎません。

結果的にこの受験1か月前の判断が合否を決めたのだと思います。

学習ペースと、合理的・効率的な学習方法は人それぞれ、千差万別だと思います。

しかし、ひとつだけ真実っぽい気づきがあったとすれば、

「やってみないと、自分の得手不得手が分からない」

「得手不得手を了解したうえで、柔軟な思考で最善の策を打つ」

ことが大切だと思います。

いささかでも、米国公認管理会計士(USCMA)受験を志す同士の方々の参考になれば幸いです。

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