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米国公認管理会計士(USCMA)最短合格のための目標設定

受験情報

最短合格のための目標設定とは

この試験は、おそらく、仕事や学業に忙しい方々がチャレンジすることが多いのではと推察しています。

よって、効率的に学習効果を上げて、もっとも費用対効果の高い方法で試験合格を目指すことが肝要であると考えます。

そのためには、試験合格に至るまでの道筋を、より具体的な目標設定によって明確に意識化し、場合によっては日々、微調整を施す必要があります。

ビジネスでも、KPIマネジメントを成功させるには、まず、KGI(Key Goal Indicator)を設定し、その達成のために、KPIs(Key Performance Indicators)を常にモニタリングすることで、アクションを調整することが求められます。

合格目標を具体的に要素分解する

USCMAを目指す方なら、ROEツリー(デュポンツリー)ROICツリーの内容をご存じのことと思います。

ROE = ROS × 総資産回転率 × 財務レバレッジ

こうすることで、ROEを向上させるための方策として、

  1. ROS(売上高利益率)を上げる
  2. 総資産回転率を上げる
  3. 財務レバレッジを上げる

という風に、単に ROE を向上させたいという願望を、具体的に3つのアクションプランで把握することができ、それぞれどれくらいの水準にするべきかも明確にすることができます。

これを、「米国公認管理会計士(USCMA)の最短合格」という目標設定に応用します。

USCMA最短合格 = 動機 × 英語力 × 投資

  1. 合格のための動機付け:努力がどれくらい報われるかを分かっていること
  2. 英語力:英文による出題を読んで、(Essay では特に)英語で答えられること
  3. 投資:合格のために投資できる「お金」「時間」が計量できていること

もちろん、USCMA試験は、筆記試験なので、

受験テクニック・知識:そもそも試験問題が解けるように訓練されていること

が大事な要素であることは間違いありません。

しかし、それは、左辺の「USCMA最短合格」のための必要条件に含まれていると解釈し、そのために、操作できる変数として、①動機付け、②英語力、③投下資本 の関係性で試験合格を目指す! という風に考えることを提案いたします。

定量目標の設定

USCMA試験は筆記試験であるため、その合格を目指すための学習は、個人的な作業です。

よって、個々人がそれぞれ、合格のためにどれくらいの努力を傾ける必要があるか、個人的な事情を勘案して、自分自身で決める必要があります。

ここでは、分かりやすく、「USCMA最短合格」ツリーの左辺が、「1,000」という数値を超えると、実際に合格できるものと仮定します。

そうすると、右辺の3要素の掛け算が 1000 を超えれば、合格できると考えます。

USCMA最短合格 = 動機 × 英語力 × 投資
1000 ≧ 動機 × 英語力 × 投資
1000 ≧ 10 × 10 × 10

まず、初期値として、三要素それぞれに 10 ずつ配分(配点)します。

問題集から2,3問抜粋して、実際に問題を解いたり、IMA のホームページから試験内容に関するドキュメントをダウンロードして読込んだりして、難易度や出題範囲から、頭の中に合格イメージを浮かべます。

そのイメージが 1000 点満点で、それぞれ、動機付けの強さ(10)、英語力(10)、投資(10) の三要素にブレークダウンしていきます。

ちなみに、筆者の初期値は、下記のとおりでした。

USCMA最短合格(1000) = 動機(6.25) × 英語力(8) × 投資(20)

意志の弱さ、英語力の不足を、お金と時間でカバーしようと考えました。

この、自分の感覚を数値化する作業は、残念ながら、自分の脳内イメージの作業であるため、数値の確実性は自分の感覚以外の何物でもありません。

客観的ではない、科学的ではないと、こうした作業に意味はない、と断じる方もいらっしゃると思います。

階層分析法(AHP: Analytic Hierarchy Process )、数量化理論 などといった方法論においても、選択・優先順位付け・資源配分のための、感覚→数量化 は、最終的には、評価者の「評価」に左右されます。

自分自身が当事者で、自分の試験合格のための目標設定です。自分の心に嘘をついて、都合の良い数値を選ぶことは、かえって、USCMA最短合格というゴールを遠ざけることになります。

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ですので、合理的かつ効率的に(できるだけ最短時間でかつ最小の手間で)目標設定できるようにするため、3つのアクションプランごとに、自分のイメージで目標数値を直感で簡単に設定しましょう。

簡単にいうと、まさしく、USCMA試験勉強を リーンスタートアップ させようということですね。

構築 → 計測 → 学習

大切なことは初期値をどう調整するか

①動機付けの強弱、②試験を解くための英語力のレベル、③投下資本量(費やせる時間とお金)のそれぞれの初期値を仮置きできたら、実際に学習をスタートしましょう。

肝心なことは、合格イメージと、実際に学習している際の手ごたえの間のギャップを常に感じ取ることです。

そして、合格イメージを維持し続けるために、目の前の状況(学習到達スピードと到達レベル)を常に意識して、数値としてのイメージをして、どの変数が足りていないか、変数の値の不足を引き起こしている課題の真因は何かを意識して学習を進めます。

試験勉強してすぐに気づきましたが、予想以上に英語力が不足していることが分かりました。この不足は直ちに、残り2要素(2変数)でカバーされねばなりません。

筆者の場合、生活費の支出レベルと収入のバランスから、固定費としての初期投資(専門学校の通信講座の受講料)は、その名の通り、固定費として、これを大きく動かす予算にはできませんでした。

後は、学習の途中で発見することができて重宝した、消すことのできるボールペン・サインペンの購入費程度でした。

つまり、投資(20) の内、お金が「10」、時間が「10」という構成の半分(50%)は動かせないものでした。

そこで、時間の追加を学習途中で変更しました。

1日平均で2時間の学習予定を、5時間にしました。これは、趣味の時間を削り、残業を回避し、食事時間もながら学習にあてることで、追加時間を捻出しました。

英語力(8) → (4)
投資(20) の内、時間(10) → (25)、つまり、投資(20) → (35)

これを、「USCMA最短合格」ツリーに当てはめると、

USCMA最短合格(1000) >875 = 動機(6.25) × 英語力(4) × 投資(35)

となり、合格イメージの 1000 に、125 ポイント足りない状況に陥りました。

仕方ありません。ない袖は振れないので、精神論や根性論をなるべく理知的に処方するしかありません。

そこで、「どうして、USCMA最短合格を目指して、いま勉強しているのか、その価値はあるのか」を手帳に文章化して、士気を高めることにしました。

こじつけでもいいから理由付けが大切

そこで、USCMA試験でも出題される 機会費用(Oppotunity cost)を自分なりに考えることにしました。

実は、筆者は20代の頃、日本の公認会計士試験(JICPA)を失敗・断念してから経理パーソン・経営コンサルタントになった経歴です。

その当時の試験勉強が経理パーソンとしての基礎を築き上げることを結果としてもたらしてくれ、その後の労働所得という果実を稼得することができました。

日本の公認会計士試験の勉強に充てた2年間と、それにかかった費用と、日本のサラリーマンの平均収入と自分の収入の差額を比べて、NPVがプラスであることを確認しました。

同様の計算を、USCMA の受験に当てはめて、NPVを仮計算してみたところ、1年半以内の合格ならば、十分に元が取れる計算になりました。

この気づきを、動機 に加点することにしました。

動機(6.25) → NPVがプラスになる気付き(+1.0) → (7.25)

この加点により、

USCMA最短合格(1000) < 1015 = 動機(7.25) × 英語力(4) × 投資(35)

とすることができ、結果として、学習開始から9.5か月(中断期間を除くと実質7.5か月)で合格することができました。

受験1か月前に、問題集の2週目ではなく、テキストの演習問題に手を付けて理解を深める、という防御策を、一日の自由時間は皆無、というハイテンションで継続できたことが、合否を分けました。

戦術的なことは人それぞれだと思いますが、目標設定とアクションプランに見える化に、「USCMA最短合格」ツリー の活用をお勧めいたします。

いささかでも、皆様の短期合格に資すれば幸いです。

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